セミナー開催レポート Vol.08
自信をもって就職活動に臨む
「アサーティブコミュニケーションのすすめ」 in 港区
「アサーティブコミュニケーションのすすめ」 in 港区
セミナー講師
滝澤 理砂
2024年5月21日(火)に、女性のためのしごと探しセミナー「就職に使えるアサーティブコミュニケーションのすすめ」を開催しました。
会場は、田町駅から徒歩5分の「港区立産業振興センター」にある研修室。
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今回のセミナーは、自信を持って就職活動や面接に臨み、自分の思いを伝えるというもの。講師は、国家資格キャリアコンサルタントの滝澤理砂氏が務めました。
申込は50名を超え、幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。今回のメインテーマは「アサーティブなコミュニケーション」です。講師が「言葉の意味をご存知ですか?」と問いかけたところ、手を挙げた参加者はほんの数人でした。
その後、参加者同士がペアワークで互いの話を聞くことで発見や気づきを得る時間が進められました。参加者たちが徐々に視野を広げ、コミュニケーションの新しい方法に気づく様子はとても印象的でした。
分かりやすい伝え方「PREP法」を使って、
アサーティブに表現してみよう!
「聞かれたことに的確に答える」「結論から簡潔に伝える」ことは面接において大切なポイントですが、そうはいっても上手くいかないこともしばしばあります。
そこで紹介された手法が「PREP法」です。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(結論)
の順に伝える方法です。
具体例を交えて自分らしさを主張することで、面接官との会話もスムーズになりそうですね。参加された方からも「3日後に面接が控えているので、早速実践してみます」との声をいただきました。
自他ともにアサーティブであるべき
「アサーティブ」とは、自分の主張を押し付けず、相手の気持ちも優先しすぎない自己表現法です。どちらか一方の気持ちが欠けている場合、「アサーティブ」は成り立ちません。
自分と相手の両者を大切にするコミュニケーションの考え方に皆さん共感している様子でした。
自身の強みの理解
アサーティブなコミュニケーションには、他人と比べたり評価を気にするのではなく、自分の中にある強みに目を向けて自信を持つことが大切です。個性や性格は、私たちが生まれ持った自然の才能ともいえる強みです。ただ、意識することなく日々の行動に表れるため、自らの強みとして無自覚の方が多いのですね。
スキルや技術、技法だけが強みではありません。自分の素質や自分らしさがそのまま活かせる仕事は必ずあります。
その話に付随して、ポジティブリフレーミングという話に移ります。
ポジティブに伝える
まず、自身の短所や弱みをリフレーミングしてみます。リフレーミングとは、短所や弱点を別の視点から長所として捉える見方のことです。
参加者同士で、書いた内容についてワークを交えて考える時間がありました。面接の場では、こうしたリフレーミングを活用することが、聞きにくい話や質問に対しても前向きに対応するためのヒントとなります。
後半のワーク課題である「ポジティブリフレーミング」を身につけて物事を前向きに捉えることで、自分の意見を抑え込んだり、一方的に自分の主張を押し通さないためのアサーティブコミュニケーションが可能となります。自己表現が改善され、コミュニケーションがより円滑になり、相互理解が促進し、信頼関係を築くことが出来るようになります。
セミナーが終わる頃には、熱心に隣の方と意見交換を行ったり、メモをとったりする姿も見られ、皆さんにとって有意義な時間となったようです。
セミナーに参加された
方に
お話を伺いました。(一部抜粋)
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社内でのコミュニケーションに
役立ちそうな内容だった今は休職中です。元々勤めていた業界は人手不足な分、求人はあると思いますが、やはり不安要素を解消して次の仕事に取り組みたいと思い、参加することに決めました。
一年前までチームリーダーをしていましたが、もっと早く知っていれば、チームメンバーとのコミュニケーションでお互いに言いたいことを言える関係性を築けたのではと思います。 言いにくいことを事実を含めてリフレーミングすることを実践したいです。 -
定年退職後の情報のアップデートを
数ヶ月前に定年退職をして再雇用の打診も断ってしまいました。今後のキャリアを模索している中で、スマートフォンのウェブ広告でこのセミナーを知り、興味を持って申し込みました。
長い間就職活動をしていなかったため、面接の準備や対策をしていないと情報がアップデートされないので、次に自分に合う職場を見つけたときに今回のセミナーの内容を活かしたいと思います。 -
長年の勤務を経て、次の一歩へ
一つの職場で長く勤務してきましたが、数ヶ月後に退職します。その後も働く予定ですが、どのような職種が自分に合っているのか、年齢的な問題で再就職がどれほど難航するのか、など疑問や不安があり参加しました。
「I am OK, You are OK」のアサーティブの内容は特に共感したので、今後は面接の対策もしていきたいと思いました。同世代の同じような境遇の方には、ぜひお勧めしたいセミナーです。 -
セミナー終了後には個別相談会を実施しています。
セミナー終了後には個別相談会を実施しています。
セミナーでは、自信を持って就職活動や面接に臨むためのサポートをしております。気になる方は、就労支援のプロであるアドバイザーにご相談ください。
個別相談会の
アドバイザーより
年齢や職歴に不安を感じているみなさん、大丈夫です。
私は50代半ばまで専業主婦でした。特別なことをしたわけではありませんが、もうすぐ70歳を迎え、元気に働いています。
みなさんもモヤモヤを解消し、ワクワクする未来に向かって進んでみませんか?私たちが全力でお手伝いします。一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!